皆さま、はじめまして。
富山県黒部市でカメラを楽しんでいます、朝倉と申します。
この度、いろいろなご縁がつながって、中川会長からお声がけいただき、コラムを担当させていただくことになりました。よろしくお願いします。
私は地元黒部市を中心に、ゆるゆると気ままに撮影を楽しんでいます。昼間の風景写真も撮りますし、子供達の写真も撮ります。花を撮るのも大好き。時々、鉄道写真やイベントの写真も。黒部には美しい景色があふれていて、どこを切り取っても絵になると思っています。
そんな私が、日本星景写真協会さんのコラムに写真を掲載させてもらえるなんて!自分自身も驚きの展開ですが、そのきっかけは地元のカメラ仲間と二人で開催した夜の写真ばかりを集めた小さな写真展でした(2025年6月の北崎徹さんのコラムを参照ください)。その写真展に、北崎さんの元職場の先輩だった中川会長さんが来場してくださったことで、ご縁がつながり今回のコラムを担当させてもらうことになりました。星の写真ばかりを撮っている者ではないので、星景写真としては拙い写真ばかりかもしれませんが、ふるさとの美しい風景の一部として撮った夜の写真を何枚か紹介したいと思います。
<「これが黒部!?」「はい、全部黒部です。」>
① 宮野山と月
これは、黒部に住んでいる人なら誰しもが知っているであろう、宮野山の仏舎利塔。車を走らせている時に偶然出会った瞬間。宮野山の桜は、黒部では有名なお花見スポット。花見と月見。なんとも贅沢な夕暮れ。
② 水田に映る流星
5月。田んぼに水が張られ、田植えの季節。天の川が見える季節になり、水田への映り込みを期待して敢えて田んぼも画角に入れる。インターバル撮影をしながら、空を見ていると目の前を流星が流れていった!慌ててモニターを確認。水田にも流星が映り込んでいることを確認した瞬間、手が震えた。
③ スーパームーンの月暈
月暈が出たら撮りたいと思っていたシーン。まんまるの月暈の真ん中に風の塔。しかも、この日の月はスーパームーン。本当に撮影できる日が来るなんて!一人感動をかみしめた夜。
④ 星空を求めて
市街地から30分程車を走らせると星がきれいに見えるスポットに。寒い冬の夜でも、オリオン座を見つけると寒さも忘れて夢中になって撮影してしまう。冬の天の川と赤い橋が交差する。空を流れる川に、橋を架けるイメージで。
⑤ 暁に流星ひとすじ
いつ流れるか分からない流星を求めて、見上げる星空。「いつ流れるか、いつ流れるか」と思っているうちに、明け方に。夏の夜の撮影だというのに、オリオン座が昇ってきてしまった。そこに流星がひとすじ。半分寝ていた眼が、覚めた瞬間。
<最後に>
私は、6月のコラムを担当した北崎さんも所属する「おらがふるさと写真ワークショップ」に所属しています。年に1回開催する「おらがふるさと写真展」では、地元黒部の方に写真を見ていただけることもあります。そのとき聞かれる「これが黒部!?」という声が、実は何より嬉しい言葉です。夜の風景は、地元に住んでいても知らない風景、見たことがない風景が多いように思います。自分たちが住んでいる黒部に、何気なく暮らしている日常に、映画のワンシーンのような美しい風景が潜んでいることに気付くとき、ふるさとへの愛と感謝がさらに深まるのを感じています。これからも、まずは自分がふるさとを愛しながら、多くの人に、その愛を伝えていきたいと思っています。
・プロフィール
著者:朝倉 由香理(あさくら ゆかり)
富山県黒部市在住
所属(おらがふるさとワークショップ)
写真をゆるゆる撮って日常を楽しんでいる40代。
日々の活動記録用
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