断捨離、ミニマリスト、終活・・・昨今、流行りのワードですが、
そんなある日、幼少からのアルバム整理をしている途中で、
遠足、修学旅行などイベント時には雨合羽を着ているし、
ふと思い出すと人生における重大な節目である、結婚式も雨、
ここ数年、
星景写真を撮るために必要なものは、星座や天体の知識、
こちらの星景写真協会の皆さんはいわゆる『晴れ男』『晴れ女』
それなのに、私はというと、ほぼ毎週のように星空を求めて、
きちんと天気予報を調べて出掛けているはずなのですが・・・。
例えば、燕岳登山１勝6敗、立山室堂１勝５敗、双六岳、蝶が岳、
辛い登山をしたのに、結局一晩中、
もっとも心折れたイエローナイフツアー。オーロラ鑑賞確率95 ％のはずが0％で帰国。
あまりの晴天運の悪さから、ひどく落ち込むことがありますが、
それは満天の星空に出会えた時に、それまでの虚しさ、
特に誰もいない山頂でただ一人星空に包まれたときの快感はとても
苦労のすえの満天の星空。
涙を流しながらレリーズケーブルを握りしめるのです。
これからも、たとえ曇天が10回続いたとしても、11回目に はきっと大丈夫！
と自分に言い聞かせて夜空のもとへ飛び出していくことでしょう。
雲の上にはかならず星空があるのですから。
著者：今井多佳子
埼玉県在住 日本星景写真協会 準会員
撮影スタイルは登山＆車中泊遠征
ねことひかりものⅵ
