2020年9月号「星景写真との出会い」

星景写真との出会い

星景写真と言うと、いつから始めたか・・・
中学の時に、親父から借りたカメラで撮影した、オリオン座だったような気がします。思いの外よく写っていました。雪がうっすらと積もっていて、公園とブランコ。そこに横たわったオリオン。
「この写真、文化祭に使おう」と当時の先生が言っていましたが結局、使うことはありませんでした。でも、今でもあの時の写真が印象に残っています。
当時のカメラは、Pentax SP レンズは50mm。ねじ込みマウントになります。
今のカメラは、デジタルではPentax K1mk II です。フィルムカメラは、親父が残してくれた上記のSPと、Nikon New F M II、マミヤ7II 。

Bの会

さて、その後ですが、天文誌スカイウォッチャーに星景写真の記事が載っていました。今までモヤモヤと撮っていましたが、「この写真いいな。こんな写真を撮ってみたいな。」と思い、名古屋市科学館天文クラブの中のBの会に入会。(Bの意味はカメラのバルブ)
星景撮影会合宿で富士の田貫湖に行ったり、恵那に行ったりしました。ここで、会員のひとりが、撮影になかなか行けないなぁって言う話が出ていた時に、ある高校生が言いました「大人は良いカメラも持っているし、お金もある、車もある、なのになぜ行かない(撮影に)?」と。
ハッとしましたですね。仕事のせいにしていたかも知れません。「大人は翌日の仕事に支障が出ないよう週末くらいしか行けないのだよ。」と。言い訳していました。
”フィルムが冷蔵庫の肥やしになっていませんか?”
Bの会では、撮ってきた写真の発表と批評会もやりました。良い勉強になりましたが、結局、その後いろいろあって、Bの会は入会してからわずか1年で解散してしまったのです。
まだまだ撮影をしたいし、他のひとからの批評も聞きたいので、名古屋で活動している服部さんのウルフネットに入りました。
この頃から、山の道具もそれなりに良いものが徐々に揃ってきたように思います。

乗鞍畳平で撮影。コロナ観測所ドームに雷雲が写りました。

95年10月タイ日食前日 に撮影したオリオン。

98年2月アンティグアバーブーダ日食ツアーで撮影した蠍座と流星。

Bの会でもウルフネットでも、「何度もロケ地に通って良い写真にする事」と教わりました。(海外にはなかなか行けませんが・・・)
確かにその通りです。一発で良い写真にはなりません。(私にセンスがあれば…)
他には、「季節を感じる写真に」とも。
その後、杉さんからのススメもあり、このASPJに入り、現在に至ります。

今後は、良い写真が撮れたら月刊誌に初入選出来る様に頑張っていきたいと思います。(あまり応募した事がないです、コツがあれば教えて頂きたいです)
体力が無いですが、体調が良ければ朝まで撮影もいいかな。
新型コロナのせいで外に出づらくなりました。今、海外なんてとんでもない。
早く特効薬が出来ます様に。

著者:野中清人(のなかきよひと)
名古屋在住 ASPJ日本星景写真協会準会員
星見探検隊(非公式)海外ドラマ好き。
SNSは、Facebook、mixi、Instagramに写真を載せています。